「仕事で焦ることが多くミスしやすい…」
「急かされることが苦手でストレスを感じている」
こんな悩みを抱えているHSPさんも多いのではないでしょうか。
今回は、仕事中に焦ってしまい悩んでいるHSPさんに向けて、焦ったときに使える対処法を10通り紹介しています!簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
この記事でわかること
- HSPさん向け、焦ったときの対処法10
- HSPさんが焦ってしまう理由
- 安心して働ける職場の特徴
仕事中に焦ってしまうのってつらいですよね。
手に汗をかくほどドキドキしたり、頭の中が真っ白になって泣きたくなったり。
焦りは強いストレスになるので、対処法を知っておくことはとても大切です!
絶対に焦らない自分を目指すよりも、まずはひとつずつ丁寧に対処することを心がけてみてください!
HSPとは
もう「適職診断」は試してみましたか?
15分あれば自分に合った仕事をサクッと確認できます。膨大なデータから導き出された「自分だけの適職」を確認したい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
>> HSPさん必見!7つの適職診断で発見する、隠れた強み
HSPさんが仕事で焦る、
急かされた時の対処法
焦ったとき・急かされたときの対処法10選
- 作業効率を上げる
- 自分が落ち着く方法を用意する
- 焦っている時に声をかけてもらう
- 状況を紙に書き出す
- 前もって準備をする
- パターンごとに対策を練っておく
- こだわりすぎない
- ツールを活用する
- 睡眠の量を増やす・質を上げる
- 焦らずに済む仕事に変える
それぞれ具体例を交えてお伝えしていきます。
HSPの私自身が試して良かったことも含めてみました!
作業効率を上げる
焦るときは時間が無いときとも言えますよね。
効率アップが時短に繋がれば、その分時間に余裕ができます。
具体的には
・デスクなど自分の周りを整理整頓
・動作の短縮(PCのショートカットキー、メールの定型文など)
・仕事が早い人を観察する
ポイントは実際に行動できる時短法を見つけること。
作業が減るような工夫をして手数を減らすチャレンジをしてみてください。
時間に余裕ができれば、焦る機会も少なくなるはずです。
自分が落ち着く方法を用意する
焦っているときは気持ちがそわそわして落ち着きません。
気がそぞろなのでミスが起こりやすくなります。
おすすめなのが自分が落ち着く方法を用意しておくことです。
ラグビー日本代表の五郎丸選手のポーズをイメージするとわかりやすいかもしれません。
多くのスポーツ選手もやっている方法で、特定の行動をすることで自分の心を落ち着かせています。
たとえば
・好きな香りをかぐ
・トイレなど狭いところに入る
・好きな手触りのものを触る
など。もちろん特定の動作(ポーズ)を取るのも◎
脳に定着するまで繰り返し試してみてください。
焦っている時に声をかけてもらう
焦っているときは周りが見えなくなりがちです。
事前に仕事仲間へ「焦っているときは声をかけて欲しい」と伝えておくのもひとつの手でしょう。
自分自身で焦っているなと認識できれば、対処ができます。
無意識で焦っているときほどミスに繋がりやすいですよね。
焦っているときほど周りが見えていないので、冷静になるきっかけをつくれるといいですよね!
状況を紙に書き出す
仕事のスケジュールで焦りがある場合には、一度自分の置かれた状況を紙に書き出してみましょう。
書き出すことで頭の中が整理され、また客観的に状況を判断できるため、自然と心が落ち着いてきます。
書き出すのが難しい場合には、PCやスマホのマインドマップを使うのもおすすめ。
書き出したリストに優先度を付けたり、不要だと気づいたタスクを消したりと、自分がやるべきことを整頓します。
こうすることで自分の混乱をほどいてあげましょう!
マインドマップアプリはこちら→iOS / Google Play
前もって準備をする
私がコーチングを受けたときにいただいたアドバイスの中に、「前もって準備する」というものがありました。
たとえば、あなたがカフェで働いていたとします。今日は暑くてドリンクが大人気。
受け取り待ちのお客さんが列をなしていたら、焦ってしまいますよね。
たとえば次のような準備をしておくことで、いざ忙しくなっても焦らずに済みます。
・季節限定ドリンクのレシピをしっかり覚えておく
・いつもより多めにカップや持ち帰り袋を出しておく
・いつもより多めにクリームを解凍しておく
ちょっとしたことかもしれませんが、いくつか事前準備をしておくだけで作業がスムーズに進むことは意外とあります!
パターンごとに対策を練っておく
自分がいつも同じ状況で焦ってしまうなら、パターンを分けて対策するのもおすすめです。
・Aという問題が起きたらBという方法で対処
・Cという状況になったらDで対応
といった具合です。
販売の仕事中ラッピングが続いて焦りそうなときは、「時間がかかりそうなのですが…もしよろしければ先にお買いものされますか?」と聞くようにしていました!
対処法を決めておけば、その場で悩まずに済むので焦らずに対応できます。
こだわりすぎない
焦っているときは中途半端になりがちです。
さらに「全然できない」と余計に焦って、ミスにつながってしまうという悪循環に。
わたしが実際に試して効果のあった方法が「まあいいか」と、声に出すことです。
焦っている自分に気づいたとき、自分にしか聞こえないくらいの小さな声で「まあいいか」と言ってみてください。
HSPさんは、完璧主義な傾向があるので注意!
すべてをそつなくこなそうとして、無意識に自分自身へプレッシャーをかけているかもしれません。
ツールを活用する
スマホやPCのアプリ・機能ツールを使ってタスク管理をすることも効果的です。
例えば、
- メモ帳
- スクリーンショット
- リマインダー機能
などを使ってタスク管理を効率化してみるのもいいでしょう。
「忘れてはいけない約束」などは覚えておくだけでも脳のメモリーを消費してしまいます。
憶えておくことをツールに任せてしまうえば、自分は他のことに注力できますね。結果として余裕ができて焦りに繋がりにくいということです。
睡眠の量を増やす・質を上げる
睡眠不足は仕事のパフォーマンスに直接影響します。
第一三共が提供する情報サイトには、以下のような記載があります。
ケアレスミスが増えたり、集中力が低下して勉強や仕事にかかる時間が長くなったり、健康を損なって遅刻や欠席・欠勤が増えるなど、逆に勉強や仕事の効率が悪くなることにつながります。
引用元:くすりと健康の情報局(第一三共ヘルスケア)
ある企業に勤める約3,000人を対象にした調査では、睡眠不足により仕事効率が40%ダウンしていたという試算もあります。
最近よく眠れていますか?
HSPさんはいわゆる「ロングスリーパー」であると自覚している人も多く、しっかりとした睡眠を求める傾向にあります。
今より少しだけ睡眠を意識してみてください。
心身ともに睡眠で回復することで仕事のパフォーマンスが上がれば、相対的に焦ることが少なくなるはずです。
焦らずに済む仕事に変える
「いろいろと対策したけど、変わらず焦りやすい」
「改善できる気がしない…」
という方は、もしかしたら今の仕事内容があなたにとって焦りやすいものなのかもしれません。
なにかと急かしてくる上司がいたり、スピードが求められる職場だったり。
解決策が見つからず今の仕事がしんどいという場合には、転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
HSP=弱みではありません!
気質を活かせる職場は必ずあります。
こちらの記事では、実際にHSPさんに3年以上続いた仕事を聞いてみました!
HSPさんにとって働きやすい職場のヒントが満載なので是非読んでみてください。
また、転職を考えているHSPさんはこちらもどうぞ。「HSPさんにとっての転職成功とは」と内容で深堀りしています!
HSPさんが仕事で焦ってしまうのはなぜ?
HSPさんが仕事で焦ってしまう原因はなんでしょうか。3つの原因を挙げました。
- マルチタスクが苦手だから
- 短時間で答えを出すのが苦手だから
- 周囲の雰囲気に敏感だから
それぞれ解説します!
マルチタスクが苦手だから
HSPさんは複数のタスク(マルチタスク)をこなす必要がある場面で混乱しやすいという特性があります。
なにから片付ければよいか不安になり、「どうしよう」という気持ちが焦りに繋がってしまうのです。
HSPさんとマルチタスクの相性についてはこちらの記事でも紹介しています!
マルチタスクを解消して落ち着いた仕事をしたい方はチェックしてみてください。
参考:心が疲れやすくて生きづらい…それは「HSP」かもしれません
短時間で答えを出すのが苦手だから
HSPさんは考えを深くめぐらせたり、じっくりと考えて答えを出すことが得意です。
逆に言うと、短時間で答えを出すのが苦手。
さまざまなパターンを考慮して決断をしたいのに時間が足りないことで焦ってしまいます。
また、焦って決断する・行動することに疲れてしまい、仕事終わりにはヘトヘト…というHSPさんも多いのではないでしょうか。
周囲の雰囲気に敏感だから
HSPは「Highly Sensitive Person(とても敏感な人)」の略称です。
職場の雰囲気に敏感に反応してしまうため、ピリピリした空気にも気づきやすいです。
「ここで失敗したできない」
「空気をさらに悪くするわけにはいかない」
と自分で自分を追い込んで焦ってしまうのです。
HSPさんが安心して仕事できる3つの条件
焦ることや急かされることが苦手なHSPさん。
仕事でストレスを感じて、毎日緊張したり不安になったりしながら出勤してはいませんか?
私はよくありました…!
仕事に行きたくなくて、毎朝気が重かった時期も。
そんなHSPさんが安心して仕事できる条件を3つ紹介します。
1. 自分のペースを守れる
HSPさんにとって、自分のペースはとても大切です。
自分のペースが守れる安心感があることで仕事にも集中できますし、よりよいパフォーマンスを引き出せるはず。
反対に、自分のペースが無視されてしまうような職場は焦りやすいと言えます。
自分である程度スケジュールを立てて行動できる環境はHSPさんの安心に繋がります。
2. 自分の強みを生かせる
HSPさんは自己肯定感が低い傾向にあるとも言われています。
自分の強みを活かせない仕事環境では、チームや誰かの役に立っているという感覚も生まれません。
まずはHSPの中でも自分がどんな性格傾向にあるのか振り返ってみてください。
一日の中で起こった
「好きなこと」
「嫌い・苦手なこと」
をできるだけ書き出してみる方法もおすすめです!
強みを生かせる環境であれば安心して取り組めますし、自信もつきやすくなります。
3. 音や光などの外部刺激が少ない
HSPさんが安心して仕事ができる条件3つ目は、外からの刺激が少ない環境です。
大きな音や強い光が苦手なHSPさんは多くいます。
照明がまぶしい職場や、人混みで雑音の激しい職場などはストレスを感じやすく、安心して仕事に取り組めません。
静かで落ち着いた環境、または自分で作業場所を選べる仕事だと安心して作業できるでしょう。
在宅やリモートの仕事なら自分に合わせた環境を作りやすいよ。
まとめ
今回は、仕事で焦ってしまうHSPさんに向けた対処法を10個お伝えしました!
焦ったとき・急かされたときの対処法10選
- 作業効率を上げる
- 自分が落ち着く方法を用意する
- 焦っている時に声をかけてもらう
- 状況を紙に書き出す
- 前もって準備をする
- パターンごとに対策を練っておく
- こだわりすぎない
- ツールを活用する
- 睡眠の量を増やす・質を上げる
- 焦らずに済む仕事に変える
また、HSPさんが仕事で焦ってしまうのは以下の要因があるからです。
仕事で焦ってしまう理由
- 短時間で答えを出すのが苦手だから
- 周囲の雰囲気に敏感だから
- マルチタスクが苦手だから
HSPさんに向いている職場環境も3つ特徴を挙げました。
HSPさんに向いている職場環境
- 自分のペースを守れる
- 自分の強みを生かせる
- 音や光などの外部刺激が少ない
仕事で焦ってしまうと悩んだときには、ぜひ今回の記事で読んだことを少しずつ試してみてください。
少しでも力になれたら幸いです!
一緒にがんばっていきましょう!