「仕事が続かないのはHSPだからなのかな…」
「HSPでも、もっと自分らしく働きたい…」
今回は、こんなお悩みを解決します!
この記事でわかること
仕事が続かない理由と対処法を確認して、より自分らしい働き方にお互い近づいていきましょう!
HSPとは
もう「適職診断」は試してみましたか?
15分あれば自分に合った仕事をサクッと確認できます。膨大なデータから導き出された「自分だけの適職」を確認したい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
>> HSPさん必見!7つの適職診断で発見する、隠れた強み
HSPさんの仕事が続かない?5つの対処法
HSPさんが仕事を選ぶときに大切なのは「自分らしく働ける」・「無理せず続けられる」ということですよね。
いろいろなことを感じ取って抱えてしまうからこそ、しんどくなって職場を離れてしまうのです。
実際、HSPさんの転職回数は多いことがわかっていいます。
仕事が続かないという現状を変えるには、次の5つを意識してみてください。
- 得意なことと苦手なことを見直す
- ストレスを遠ざける
- アルバイトから慣れる
- 自分の時間や休息を確保する
- 適職を見つける
実際に私も効果がありました!
では、ひとつずつ詳しくお伝えしますね。
1. 得意なことと苦手なことを見直す
まず、向いている仕事を探すためには、自分の得意なこと(好きなことでもOK)と苦手なことを知っておく必要があります。
一見仕事と関係なさそうなことでも意外な職種に繋がるケースも。
おすすめの方法は、子どもの頃から今までで好きだったことやハマっていたことを書き出すこと。
生活の中で好きなこと・苦手なことを思いつく限り書き出してみてください。
例)
<今まで好きだったこと(趣味など)>
・絵を描くこと ・ガーデニング
・本を読むこと ・雑貨店めぐり
・文章を書くこと ・ノート作り
<生活の中で好きなこと>
・自転車に乗ること
・たくさん眠ること
・いい香りをかぐこと
・静かな場所に行くこと
・計画を立てて実行すること
<生活の中で苦手なこと>
・大きな音のする場所
・焦ること
・同時進行のタスク
・電話
・知らない人とのコミュニケーション
書き出せたら、好きなことが多くあてはまり、嫌いなことを避ける状況の仕事を探してみましょう。
私の場合、
現職は「Webライター」なので、
・文章を書くこと
・静かな場所で仕事できる
・自分で計画を立てて実行できる
・知らない人とのコミュニケーションがほぼない
・電話連絡不要
などの条件に当てはまっています。
2. ストレスを遠ざける
転職を考える前に、今の職場でできる限りストレスを遠ざけたい方もいますよね。
その場合は、自分が苦痛に感じていることを、別の方法に置き換えられないか考えてみてください。
たとえば
・満員電車がきつい
→時差通勤や別の通勤方法を考えてみる
・人間関係で悩んでいる
→相談先を探す
(会社の産業医・カウンセラー・メンタルコーチなど)
という具合です。
一度カウンセリングにかかってみるのも個人的にはいいと思います。
私もカウンセリングを受けていましたが、自分の悩みを聞いてもらえるだけでなく、自分のことを否定しない人がいてくれるだけで違いました。
ストレスを減らす努力は意識しないとなかなかできません。
できそうなことからひとつずつ試してみてください。
3. アルバイトから慣れる
「仕事にプレッシャーを感じてしまってつらい」という場合には、アルバイトから始めるのもひとつの方法です。
まずは「合わなかったらやめればいい」という気持ちでチャレンジし、少しずつスキルを高めていければOK。
いずれ社員として働きたい場合には社員登用制度があるアルバイトを選びましょう。
アルバイトと在宅ワークの掛け持ちなど、働き方を柔軟に考えてみるのもおすすめです。
4. 自分の時間や休息を確保する
HSPさんにとって自分の時間はとても大切なもの。
- 入浴時に好きな香りの入浴剤を入れる
- 食事のあとに少しだけ散歩してみる
- 寝る前にお気に入りの音楽をかける
など、自分と向き合えるような落ち着いた時間を取れないか考えてみてください。
気持ちの整理やリラックスにつながります。
自分の持ち物を丁寧にお手入れするのもおすすめ。
とにかく「自分自身をケアする時間」を作って、消耗しがちな自分をいたわってあげてほしい!
5. 適職を見つける
新しい仕事を探す場合には、「自分らしく働ける仕事(=適職)」を考えてから動いてみてください。
仕事が続かないのは、ただ自分に合っていないだけと割り切ってみるのもおすすめ。
最短で適職を探すなら、適職診断がおすすめです。
転職サイトや転職エージェントの適職診断を利用すると、診断結果を使って求人検索もできるので時短にもなります。
「転職サイトまではちょっと……。」
という場合には、登録不要の診断もあるので、ぜひ活用してみてください。
HSPさんの仕事が続かない理由とは
HSPさんが仕事が続かない(=仕事がつらい)という状況になってしまうのはなぜでしょうか。
仕事が続かない原因にはHSPさんならではの気質が関係しています。
主に次の4つが原因となることが多いです。
- 気疲れしてしまうから
- ストレスに敏感だから
- 臨機応変な対応が苦手だから
- 深く考えすぎてしまうから
当てはまるものはありますか?
それぞれ詳しくお伝えします。
ストレスに敏感だから
まず、HSPとは、「Highly Sensitive Person(=特に繊細・敏感な気質を持った人)」の頭文字を取った言葉です。
文字通り感覚が鋭く、他の人より多くの刺激やストレスを受け取ってしまうのです。
そのため上司からの言葉に深く傷ついてしまったり、音や光などの環境刺激に耐えがたいといった問題が生まれてしまいます。
仕事上のさまざまなストレスを敏感に感じ取り、耐え切れなって仕事を辞めざるを得なくなってしまいます。
気疲れしてしまうから
感覚の鋭いHSPさんは、常にその場の空気を感じたり、自分の置かれた状況を判断しようとしてしまいます。
また、コミュニケーションを取るときにも相手の反応や表情に敏感になります。
つまり、いつも気を張っているので気疲れしやすいのです。
上手くコミュニケーションを取ろうと頑張りすぎてしまい、限界になって辞めてしまうパターンがあります。
臨機応変な対応が苦手だから
HSPさんにとって予想外のできごとは大きなストレスとなります。
臨機応変な対応が苦手で、動揺してしまう上、上手く立ち回れない自分に自己嫌悪を感じることも。
もともと自己肯定感が低い傾向にあるHSPさん。
さらに自分に自信が持てなくなって辞職に繋がってしまうのです。
私もクレーム対応に当たったときや、
自分のミスをうまくリカバリーできなかったときに必要以上に落ち込んでいました…。動揺して頭の中が真っ白になっちゃうんです。
深く考えすぎてしまうから
HSPさんは、さまざまな物事を深く処理しようとします。
しっかりと考えた上で行動するので、目上の人からすると安心して仕事を任せられる人材です。
相手の期待を読み取って、応えようと無理をしてしまったり。
考えすぎていつも不安を抱えていたり。
私はこのパターンです…。
常に仕事で最善を尽くそうとして、考えて行動した結果、無理しすぎて体調を崩しました。
HSPさんに向いている・相性のいい仕事
実際にHSPさんに向いている・相性のいい仕事を紹介します。
- 人との関りが少ない仕事
- 1人でコツコツ取り組める仕事
- 感受性を活かせる仕事
ただし、HSPさんも1人1人性格や特性が異なります。
「HSPさんに向いている」ということも大切ですが「あなたに合っている」ということが重要です!
人との関わりが少ない仕事
人づきあいにストレスを感じやすいという方に向いているお仕事には、次のような職種があります。
など
在宅ワークに興味があるHSPさんはこちらも読んでみてください。
在宅勤務のメリット・デメリットを詳しくお伝えしています。
また、こちらの記事では実際にWebライターとして活動している私の体験をふまえて、仕事内容や稼ぐまでの手順を紹介しています。
1人でコツコツ取り組める仕事
黙々と作業する仕事に就きたいという場合には以下の職種が向いていると言えます。
- 工場作業員
- 倉庫作業員
- アンケートモニター
- ハンドメイド作家
- 内職(シール貼り・袋詰めなど)
など。
ただし、工場や倉庫での作業はチームで活動することも。募集内容をよく確認してから応募しましょう。
感受性を活かせる仕事
HSPさんの感受性の強さを活かせる仕事も向いています。たとえば次のような仕事です。
- 動物と触れあう仕事
(動物園職員・水族館職員・トリマー・ドッグトレーナー・保護犬猫カフェなど) - 自然と触れ合う仕事
(植物園職員・園芸店スタッフ・園芸師・グリーンアドバイザーなど) - カメラマン
- インスタグラマー
- イラストレーター
- 作家(小説家や絵本作家など)
- インテリアコーディネーター
- カラーコーディネーター
- アロマセラピスト
など。
HSPさんの大きな長所が「感受性豊かである」ということです。
他の人が感じないような感動や心の動きを仕事に活かせたら、自分らしい働き方に繋がりますよね。
体験談:仕事が続かないと悩んだ末に就いた仕事
私は今までに3回転職しています。
某フランチャイズカフェ店長
→雑貨店店員
→幼稚園課外講師
→Webライター
という変遷をたどってきました。
そして今の仕事が一番自分に合っていると感じています。
Webライター以外の職種に共通していたのは「上司がいる」ということ。
私の仕事が続かなかったには、いつも周囲・上司からの期待に応えようとして自滅してしまっていたからでした。
「これ以上は頑張れない」というラインに到達して心身を壊し、逃げるように辞めてしまって。
なかなか仕事が続かず、お金も継続して入ってこないので当時はとてもつらかったですし、焦りました。
今のWebライターの仕事には、上司も先輩も後輩もいません。
お取引相手のクライアントさんはいますが、自分の働く姿を彼らに見られているわけではありません。
自宅でパソコンを使って働くという、自分のペースで頑張れる環境になり、仕事が続いています。
仕事をするうちに、文章を書くのが好きだったことも思い出しました!
あらためて、自分に合った環境を選ぶこと、毎日をどんな風に過ごしたいかで仕事を選ぶことの大切さを実感しています!
HSP=短所ではないことが前提
HSPさんは仕事が続かないと言われることがあります。また、HSPさん自身もそう感じていることが多いようです。
私も3回転職して今の仕事に落ち着きました…
しかし、前提として、
- HSP=短所ではない
- 今の自分を否定する必要はない
ということを頭の隅に置いてみてくださいね。
まとめ:HSPさんは無理するよりも環境を変えよう
今回はHSPさんの仕事について、続かない理由と対処法をお伝えしました。
仕事が続かない主な理由
- 気疲れしてしまうから
- ストレスに敏感だから
- 臨機応変な対応が苦手だから
- 深く考えすぎてしまうから
仕事が続かないときの対処法
- 得意なことと苦手なことを見直す
- ストレスを遠ざける
- アルバイトから慣れる
- 自分の時間や休息を確保する
- 適職を見つける
HSPさんに向いている・相性のいい仕事
- 人との関わりが少ない仕事
- 1人でコツコツ取り組める仕事
- 感受性を活かせる仕事
自分を振り返ることといろいろな職種を知ることを意識してみてください。
もし仕事が続かなくても、頑張りすぎたと感じる時はまずは休息を優先しましょう!
HSPの特徴は短所ではありません!
環境を変えることでより自分らしく働ける職場に出会えるはずです。
いっしょに頑張っていきましょう~
\ この記事を書いた人 /
【Webライターすずめ】
・情報リサーチに強い4年目ライター
・疲れやすいHSPの気質と30年以上お付き合い
(HSPさんへのアンケート100人突破!)
・塾講師&幼児教育講師歴7年
・大学時代は心理学科を専攻
・一児の母
< 無理しない働き方や上手な休み方について発信中 >