「HSPが原因で仕事がつらい」
「何かいい対策はないかな……」
今回は、こんなお悩みを解決します!
この記事のまとめ
- HSP気質の対策はいろいろある
- 自分に合った対策をすれば今よりラクになれる
対策しよう、とはなかなか思わないHSP気質。
でも、実は対策方法もいろいろあるんです。
今回は、実際に私が試した方法や、私以外のHSPさんが使っている方法を徹底リサーチしました!
ではさっそく、トラブル別に見てみましょう。
目次から気になる対処法へ飛べるよ!
HSPの仕事トラブル対策1:
視線や言葉遣いが気になる
視線や言葉遣いが気になるHSPさんの対処法を3つにまとめました。
- LINEやメールの返事に時間がかかるときの対策
- 相手の機嫌を伺ってしまうときの対策
- 自分の反応が正解か心配になるときの対策
なんとなく相手の気持ちを汲み取ってしまうHSPさん。
相手の態度を深く考えてしまうこともありますよね。
1.LINEやメールの返事に時間がかかるときの対策
「仕事の連絡で言葉遣いや言い方に悩んでしまい、返信に時間がかかる」
こんなときは、定型文を使うのがおすすめです。
定型文を使いこなすといろいろ便利!
パソコンの場合は辞書登録から、iPhoneの場合はユーザー辞書、Androidは機種によって違うので「Simeji」などのキーボードアプリを使うと設定できます。
今回はiPhoneとSimejiの場合の手順を紹介します(スクリーンショットはiPhone12で撮影)。
iPhoneの場合
まずは設定アプリを開き、「一般」をタップします。
「キーボード」をタップします。
「ユーザー辞書」をタップします。
ユーザー辞書をタップすると、辞書に単語を登録できます。
たとえば「お世話になっております。○○です。」を登録しておくと、実際のメール画面で「おせわ」と入力した時点で「お世話になっております。」が候補として出てきます。
登録できる文字数は多くないので、iPhoneでもSimejiを使うのもおすすめだよ。
Simejiの場合
続いてはキーボードアプリの代表格「Simeji」の定型文を使う方法です。
まずはSimejiをインストールしてキーボードに設定します。
続いてメール画面やX(旧Twitter)の投稿画面にするとキーボードが出てきます。
左下にあるフキダシをタップ。
マイ定型文の画面になったら「+」ボタンをタップします。
定型文を登録できる画面になるので、時間のあるときにじっくり考えた文章(休みの連絡や報告時のテンプレなど)を登録しておけばOKです!
また、「休みたいときになんてメールすればいい?」という問題はこちらの記事で解説しているので、合わせて活用してみてください!
2. 相手の機嫌を伺ってしまうときの対策
これはHSPさんあるあるかと思うのですが、なかなか対策が難しいですよね。
正直、私も対策し切れていません。
しいて言うなら「機嫌を伺ってしまった自分を否定しない」ということくらいです。
ついつい
また自分の気持ちより相手の機嫌を優先して動いちゃった
反省するのですが、
いやいや自分を守るためには仕方なかったんだ
と自己否定に進まないようにしています。
3. 自分の反応が正解か心配になるときの対策
「さっきの言い方誤解されていないかな」
「もっといい言い方あったのに」
こんな風に、コミュニケーションを取る中で自分の反応を振り返って心配することってありませんか?
そんなとき、私は次の2つを心の中で唱えるようにしています。
- 相手の感情は相手のもの
- 会話に完璧はない
相手の気持ちはコントロールできないもの。
相手がイライラしていたとして、それは事前に嫌なことがあったからかもしれないし、もし私の反応でイラつかせてしまったとしても、それがいつまで続くかは相手しかわからないと自分に言い聞かせます。
また、会話には完璧がありません。
どんな言葉で相手がどんな気持ちになるかは言ってみないとわからないですよね。
この2つでHSPの気質が変わるわけではないのですが、少しだけ心が落ち着くので、できるときはやっています。
HSPの仕事トラブル対策2:
焦って上手くいかないときの対策
「仕事中に焦って上手く対処できない」というHSPさんも多いはず。
焦って上手くいかないときの対処法を3つ提案します!
- 事前にできることはやっておく
- パターンごとに対策を練る
- 焦っているときに声をかけてもらう
さらに詳しい内容はこちらにまとめています。
焦るのが特に苦手なHSPさんは確認してみてください!
1. 事前にできることはやっておく
すでに実践しているHSPさんも多いと思いますが、仕事前後の対策は重要です。
事前にできることはできる限り進めておくのがおすすめ。
私がカフェの店長をしていたときは、接客以外の仕事はなるべく準備を固めてから開店していました。
準備しておくことで、接客時に焦るポイントが少なくなったんです
焦ることに対処するというよりは、焦るシーンを減らすイメージですね!
2.パターンごとに対策を練る
続いて、パターンごとに対策を練る方法です。
「Aが起きたらBで対処する」
というように、自分が焦るシーンを書き出して対処法をメモします。
書き出したら、焦ったときに見返したり、毎日決まった時間に見返したりします。
紙に書き出すとそれだけでも頭の中がスッキリするのでおすすめです。
3.焦っているときに声をかけてもらう
最後は、焦っているときに同僚などに声をかけてもらう方法です。
いっぱいいっぱいになっているときほど周りが見えなくなってしまいます。
第三者から「大丈夫?落ち着いて」と言われるとハッとしますよね。
ここで気を付けたいのは、焦っている自分を恥ずかしく思わない・卑下しないこと。
声掛けをお願いすることや自分を卑下しないことなど、少しハードルが高いですが、結果的にミスが防げるはずです。
自己肯定は練習中が必要だよね
HSPの仕事トラブル対策3:
自分の時間が取れないときの対策
続いては「自分の時間が取れないときの対処法」です。
今回は3つ紹介しますね。
- すきま・ながら時間を活用する
- 人に頼る
- モノに頼る
何事もじっくり考えるHSPさんは、一人で落ち着ける時間を必要とする方が多いです。
私もそうです!
忙しくて自分の時間が取れないと気持ちも落ち込みがち。
自分で何とかしようとせず、周りの人やモノに頼らせてもらいましょう!
1. すきま・ながら時間を活用する
まずは普段のタスクをもっと短時間で終わらせられないか考えます。
時間の余裕ができれば自分の時間も取りやすくなりますよね。
- 通勤時間に何かできないかな
- 食事の用意をもっと短縮できないかな
- もっと早くメールを書くにはどうしたらいいかな
など、考えられるところから考えてみてください。
2. 人に頼る
「誰かに頼る」のはとても大切な方法だと思います。
難しいんですけどね……。
身近な人に頼るのが苦手なら、お金を払って人を頼るのでもOK。
夕飯を週に2日だけ宅配にしたり、日用品をAmazonの定期便で頼んだり。
「時間と手間を買っている」と思うと罪悪感も少なくなります。
3. モノに頼る
最後は「モノに頼る」です。
自分が普段当たり前にやっているけど、任せられる商品はないかなとアンテナを立ててみてください。
ちょっとしたことで大丈夫です。
わざわざスマホを開かずにスマートウォッチで予定を変更したり、
スーツのアイロンをハンディに変えてみたり、
お皿を油汚れの落ちやすいガラス製に変えてみたり。
気づいたところから変えていくと、いつの間にか前よりも時間が空くようになってきます。
HSPの仕事トラブル対策4:人混みやオフィスが苦手
最後にお伝えするのは、苦手な環境で仕事しなければならない場合の対策方法です。
- 通勤方法を変える
- 落ち着くアイテムを持ち歩く
- 職場を変える
環境がつらいなら、環境を変えるのが一番の対策だと思っています。
1. 通勤方法を変える
電車通勤が苦手なら、車や自転車通勤を検討してみてください。
距離が遠くて難しいときは路線を変えたり、混む駅の直後から車に乗り換えたり、柔軟に考えてみるといい方法が見つかるかもしれません。
HSPさんが電車に乗るときの対処法はこちらに詳しくまとめています。
2. 落ち着くアイテムを持ち歩く
落ち着くアイテムを持ち歩き、しんどくなったら使うというHSPさんもいるようです。
たとえば、お気に入りの香りを付けたハンカチや小さなぬいぐるみなど。
HSPさんが普段使っているおすすめアイテムについてはこちらの記事でアンケートをとってランキング化しています。
合わせて参考にしてみてください。
3 . 職場を変える
最終的には、職場や職種を変えてしまう方法もあります。
あまり現実的ではないかもしれませんが確実に環境を変えられる方法です。
「環境だけじゃなくて仕事内容も合わないんだよね」という方は特に検討の余地はあると思います。
または適職診断をうけてみるのも一つ。
今では転職を意識していない方でも転職エージェントに相談をする方も多いです。
「相談はしたいけどエージェントは怖い」と言う場合には「coachee」(コアチー)のような指名制キャリア相談を受けてみるのも一つの方法です。
1,000円~有料なのがネックだけど、求人ゴリ押しもないし、初回相談無料のコーチもいるんだよね。
気になったら一歩踏み出してみると「自分らしい働き方」が待っているかもしれませんね。
まとめ:仕事環境を変えればHSPも対策できる!
今回は、「HSPが原因で仕事が大変なときの対策とは」というテーマでお伝えしました!
HSPさんが環境から受ける影響はとても大きいもの。
できれば上手く乗りこなしたいし、適応したいと思っていますよね。
自分が苦手なことをしっかりと見つめて、一つ一つ対応していくことでHSPは対策できます。
視線や言葉遣いが気になるとき
- LINEやメールの返事に時間がかかるときの対策
- 相手の機嫌を伺ってしまうときの対策
- 自分の反応が正解か心配になるときの対策
焦って上手くいかないとき
- 事前にできることはやっておく
- パターンごとに対策を練る
- 焦っているときに声をかけてもらう
自分の時間が取れないとき
- すきま・ながら時間を活用する
- 人に頼る
- モノに頼る
より自分らしく、ラクに生きていくためにも「仕事環境」は一度見直してみてくださいね。
当サイトではHSPさんのお悩みを、アンケートなど実際の声をもとに解決するお手伝いをしています。ぜひ他の記事もチェックしてみてください。