「HSPでも営業職は楽しめる?」
「営業職はHSPに向いてるの?」
今回は、こんなお悩みを解決します!
この記事でわかること
- HSPが営業職を楽しむには気質を活かす
- コミュニケーションやノルマは大きな課題
- 押さえておきたい営業職のメリット&デメリット
これから営業職を目指そうか悩んでいるHSPさん、すでに営業職で働いているHSPさんに向けて、プロのWebライターが総力をあげてリサーチしました!
営業職とHSPの相性をばっちりチェックしていってくださいね。
HSPとは
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>> HSPさん必見!7つの適職診断で発見する、隠れた強み
HSPが営業職を楽しむポイント
まず、HSPは営業を楽しむためには、HSP気質を活かすことが大切です。
自分の気質や特性を押し殺して無理に働いていても辛いだけですよね。
今回紹介する、HSPが営業職を楽しむポイントは次の4つです。
- 「聞く力」で顧客の悩みを解決できる
- スケジュールを自分で組める
- 1人の時間が多い
- HSS型HSPさんは刺激があって楽しいとの声も
自分に当てはまるか確認しながら読んでみよう
「聞く力」で顧客の悩みを解決できる
HSPさんが持つ気質には「高い共感力」と「考える力」があります。
コミュニケーションの中で相手の状況や心情を読み取って、顧客の悩みや求めていることを察知できる力です。
つまりお客さんに対してしっかりとカウンセリングできるのです。
その上で、考える力を活かして適切な提案をすれば、他の営業マンとも差が付けられるはず。
今日、仕事してて思った。
— tae (@oITARmTaXP1fYOj) March 13, 2022
営業は嫌いじゃない。むしろ好き。
お客様の悩みや要望を聞いて
商品おススメしたり、別の提案したり。
満足な顔で帰られる時の嬉しさよ。
結局のところ嫌なことはただ一つ。
自分のペースで出来ないこと。
マイペースなら、大半のことは楽しいの
💗#HSP
小さな声まで拾えるHSPさんは、本当の悩みに気づきやすいんだね。
お客さんとの信頼関係を築きやすくなるね。
自分が誰かの役に立っている充実感や、営業成績の向上を感じれば、仕事が少しずつ楽しくなりそうですよね。
スケジュールを自分で組める
HSPさんにとって、営業職のよい点は、自分の時間を自分で決められることです。
アポを取る時間を調整したり好きなタイミングで食事できたり。
これまでの働き方で一番自分に合っていたのは、意外と営業☺️
— 紫陽花2号 (@bravestory51) August 29, 2022
自由にランチ食べれて(これ重要!)、好きな時にアポ入れてお客様を訪ねて、束縛されないけど、仕事のパフォーマンスが明確に出る。
そして頼られるのも楽しい💕
ぺこぺこするもんだと思ってて、最初敬遠してたけど、悪くないと思う。#HSP
急かされる・焦るなどの経験が少なくて済むため、結果として仕事を楽しむ余裕が生まれます。
自分のリズムで仕事ができるからストレスが少ないんだね。
この時間を上手く使えば気持ちもリフレッシュできそう!
1人の時間が多い
外回り営業の場合、お客様を訪ねる移動時間や、事務作業の時間は自分だけの時間。
HSPにとって1人の時間は欠かせない回復タイムです。
さらに車内で音楽を聞いたり、お昼のあとに1人で本を読んだりして、心を落ち着かせることができます。
また、お客さんへの提案を考えたり報告書を作成する時間も、静かに集中できる場合あり。
営業の種類や勤務形態、職場の雰囲気にもよりますが、1人の時間・静かな時間があることはHSPさんが仕事を楽しめる余裕づくりにピッタリですよね。
HSS型HSPさんは刺激があって楽しいとの声も
HSS型HSPとは、外部からの刺激に敏感でありながらも刺激を求めるという矛盾した特性を持つHSPさんのこと。
その矛盾に苦しむHSPさんも少なくないのです。
HSS型HSPさんの中には、営業職の刺激が楽しいと感じる方も。
せっかちなHSS型HSPは、何かをしていないと落ち着かない。仕事のコツを掴むのは人の半分で覚え、営業をさせたら人の3倍訪問する。受け答えも丁寧で、客先での評判もすこぶる良い。新規開拓も持ち前の好奇心でドンドン関係性を築いていく。
— サコンヌ@HSS型HSPの攻略法 (@sakonnu0126) May 30, 2023
新しいモノへの初期対応力が高いのがHSS型の長所だ。
新しい出会いや、色々な経験ができる営業職は、毎日が新しい発見と挑戦の連続です。
HSS型HSPの方には、この刺激が喜びとなり、営業職を楽しめる可能性を持っています。
HSPが営業職をつらいと感じるポイント
HSPさんは、刺激に敏感なので、営業職のつらさを一層感じてしまうことがあるでしょう。
では、営業職のどんなところにつらさを感じるのか。
HSPさんの口コミなどを参考に4つ挙げてみました。
- ノルマに追われる
- 人とのコミュニケーションが多い
- 相手の気持ちを汲み取ってしまう
- クレームを言われることもある
自分ならどうか、それぞれ考えてみてください。
ノルマに追われる
毎月の売り上げ目標、ノルマ。
営業職ではノルマは避けて通れないですよね。
HSPさんはノルマに対してプレッシャーや焦燥感を強く感じがち。
「早く結果を出さなければ」という気持ちを常に感じてストレスとなる可能性があります。
私の仕事では納期があるから、焦る気持ち分かるなぁ。
常に納期が気になって安心できるまで仕事を延長してしまいます。
常に目標に追われるつらさがあるのです。
人とのコミュニケーションが多い
HSPさんにとって、対人コミュニケーションは鬼門とも言えるでしょう。
相手の言動や仕草が気になる、相手の気持ちがなんとなく分かって発言できないなど、何かしら不便を感じたことのあるHSPさんは多いはず。
こちらの記事でとったアンケートでも、人間関係が理由で仕事を辞めるHSPさんは一定数見られました。
営業職は人とのコミュニケーションが非常に多い仕事です。
その分、毎日のように疲れを感じる可能性があります。
疲れが取れない日々はつらいですよね。
相手の気持ちを汲み取ってしまう
HSPの特性、「強い共感性」は営業職で活かせるとお伝えしましたが、その反面でつらさを感じるきっかけになることも。
お客さんの顧客のちょっとした表情や言葉に強く反応してしまい、相手の感情にひっぱられたり傷ついたり。
「今まで苦労されたんだな」
「あれ?今の言葉かけちゃいけなかったかも」
「これは好感触かも!」
自分の感情が揺さぶられてしまい、仕事終わりにはぐったり……。
そんなつらさを感じるHSPさんもいるでしょう。
クレームを言われることも
クレームを言われたらつらいですよね。
これはHSPさんに限ったことではありません。
しかし「深く考えてしまう」というHSPの気質を考えると、
- ひとつのクレームのことを何日も考えてダメージが大きくなる
- 考えすぎて疲れてしまう
- 自分が悪かったのだと自責思考になってしまう
などの可能性があります。
私の場合は、ひとつ問題があるとグルグル考え続けて疲れてしまいます……。
言葉のトーンや表情を含め、相手から多くの情報を受け取るHSPさんはクレームを深く受け止めてしまいがちなんです。
結果、営業職をつらいと感じることもあるでしょう。
HSPが営業職を目指すメリット
ここまでお伝えした内容を読むと「うーん、営業って大変そう」と思いますよね。
営業職は確かに大変な面もありますが、実はHSPさんの気質を活かすチャンスも。
具体的には次の3つのメリットがあります。
- 「伝える力」が育つ
- 職務経歴関係なく評価される
- 断られることに慣れる
営業職を検討する材料として確認しましょう!
「伝える力」が育つ
営業職では多くのスキルが身につくメリットがあります。
たとえば「伝える力」。
商品やサービスの良さ、自社の魅力など、しっかり言葉にしてアピールしなければなりません。
HSPさんは人よりも物事を深く考えています。
その思考を言葉にして上手く伝えることができれば大きな強みになると思いませんか?
さらに、伝える力はプライベートでも役立ちます。
営業職にチャレンジするのは大きなメリットがあると感じますよね。
職務経歴関係なく評価される
営業職は実績や売上がハッキリと数値になります。
経歴や学歴より、どれだけ頑張ったか、どれだけ成果を出したかが評価に繋がるのです。
以前、こちらの記事でHSPさんに転職回数を聞いたところ、半数以上のHSPさんが2回以上転職をしていたのです。
つまり中途採用のHSPさんも多いということ。
転職回数が足かせにならず、数字で公平に評価されるのは営業職に就くメリットだと言えますね。
断られることに慣れる
営業職は断られることも日常茶飯事。
しかし、反対に「断られることに慣れる」というメリットがあるとも言えます。
断られることに慣れることで、自分の中の「恐れ」や「不安」を乗り越える力が育ちます。
マイナスのできごとが起こっても考えすぎない。
心を柔軟に保つ訓練になるかもしれません。
慣れるまではダメージが大きいのを忘れずにね!
先に心が折れてしまっては意味がないからね……。
HSPが営業職を目指すデメリット
営業職には魅力的な点も多いですが、残念ながらすべてが「楽しい」わけではないのが現実。
特にHSPさんが感じやすいと思われる、特有のハードルを3つ紹介します。
- 精神的な負担が大きい可能性あり
- 自分のペースで仕事ができない
- 人間関係の比重が大きい
デメリットをしっかりと判断材料にしていきましょう!
精神的な負担が大きい可能性あり
こちら(見出しへジャンプ)で紹介した通り、営業職にはHSPさんにとってデメリットとなるポイントがいくつかあります。
売り上げ目標、クレーム対応、コミュニケーション……。
人によっては精神的な負担が大きくなるでしょう。
過去の自分を振り返ってみて、働いていてどんなシーンがつらいと感じるのか、しっかりとまとめておくことをおすすめします。
時間がないときは適職診断ならサクッと確認できて便利だよ。
自分のペースで仕事ができない
こちらで紹介した通り、営業職はノルマが設定されることがほとんどです。
ノルマに合わせて動いていると自分のペースで仕事ができません。
また、ときには急な顧客の要望や変更に柔軟に対応することも。
自分のペースや1人の時間が大切なHSPさんにとってはデメリットになるでしょう。
人間関係の比重が大きい
人間関係の比重が大きいことは、HSPさんが営業職を目指すデメリットとなり得るでしょう。
事務職や研究職、エンジニアなどと比べると営業職はコミュニケーションが多いのがなんとなくわかりますよね。
新しいお客さんの対応や既存のお客さんのフォロー、そして社内のコミュニケーション。
営業職は人間関係と切っても切れない職業です。
HSPさんにとっては、これが心身の疲れに繋がる可能性があります。
人との関わりが多いため、人間関係のストレスが増えることも否めません。
デメリットを理解した上で、自分のキャリアを考えてみよう。
営業職を辞めたくなったら
どうすればいい?
いきなり退職したり、朝起きたらベッドから出られなかったり……そんなことになっては今後の人生にも影響が出てしまいます。
今営業職を辞めたいHSPさんも、これから辞めたくなったらどうしようと悩んでいるHSPさんも、対処法を考えてみましょう。
- 営業方法を変えてみる
- 限界ならまずは休息を
- 辞めたくなった要因を探る
- 自分の適職を見直す
もし辞めたいときが来たら、思い返してみてくださいね。
営業方法を変えてみる
「なんか毎日がつらいな」とふと感じたとき。
ここで大事なのは、悩みが頭の中をグルグル回ってしまうのを避けることですよね。
試しにいつもとは違う方法で営業してみてください。
顧客との関係作りに焦点を当てたアプローチを試してみる、SNSも使って営業してみるなど新しいやり方が、気持ちを切り替えてくれるかもしれません。
限界ならまずは休息を
限界を超えて働いてしまうと、回復には時間がかかりますし、つらいです。
もし心や体の不調を感じたら無理せず休みましょう。
いつもよりたくさん眠ったり、好きな食べ物をゆっくり食べたり。
自分のペースで動ける時間を取ってみてください。
休みを申請するときの連絡方法はこちらにまとめてあります!
心身の不調が強いなら、病院へ行ったりカウンセリングでプロの意見を聞くことも検討してみてくださいね。
辞めたくなった要因を探る
営業職を辞めたいと感じたら、辞める・辞めないに関わらず、原因を探ってみましょう。
なんとなくイヤになったのか、それとも具体的な問題があるのか。
上司や同僚との関係、ノルマのプレッシャー、自分の営業スキル……。
原因をしっかり探ることで、辞めなければ解決できないのか、辞めなくても改善できそうなのかが見えてくるはずです。
落ち込んでるときに考えるのはNG!考えすぎちゃうよ。
お菓子でも食べながらリラックスして考えよう。
自分の適職を見直す
もし、どうしても営業が合わないと感じたら、転職を視野に入れてみましょう。
自分にあった職種・職場を探して、新しいキャリアをスタートするのも良いかもしれません。
HSPさんは転職経験がある方も多いです。
勇気がいることですが、今後の人生を充実させるために、転職を決断したら思い切って退職しましょう。
HSPさんはもっと自分本位でいいんですよ。
同じサービス業の接客業についてはこちらの記事にまとめてあります。
興味がある方はあわせて読んでみてください。
HSPが営業職に就くなら
どんな職場環境がおすすめ?
HSPさんが営業職を目指すなら、どんな職場が向いているのでしょうか。
営業職にもさまざまな職種・職場があるので押さえておきましょう。
- 飛び込み営業は避ける
- HSPなら個人営業より法人営業
今回はこの2つを提案します!
飛び込み営業は避ける
HSPさんが営業職を目指すなら、飛び込み営業は避けるのがおすすめです。
飛び込み営業は初めての場所や初めての人と関わる機会が多くなります。
また、初対面なので断られることも多くなります。
環境の変化から大きな刺激を受けるHSPさんにとって、飛び込み営業は負担が多いと言えますね。
HSPなら個人営業より法人営業
個人営業とは、個人が個人(または個人事業主)に営業するスタイルのことです。
金融・保険商品の営業を考えるとイメージしやすいでしょう。
一対一の関わりが多く、HSPさんのとってはエネルギー消費が大きいです。
一方、法人営業は企業向けの営業活動で、ある程度ルーチンワークが多く、人との関わりも計画的に行えます。
さらに個人営業よりも、じっくりとコミュニケーションを取れることもあり、個人営業と比べてストレスが少なくなるはずです。
個人営業でも家を建てるなど建築系の営業さんはじっくり付き合えるよね。
求人情報をしっかり見て、どんな営業スタイルかを見極めよう
参考
・営業がきついとされる8つの理由とは?-ハタラクティブ
・営業職にはどんな種類がある?各職種の特徴と必要スキル
-マイナビエージェント
・個人営業に転職するには?法人営業との違いや、仕事内容、向いている人解説
-type転職エージェント
まとめ:HSPでも営業職が楽しめる!
今回は、「HSPさんは営業職を楽しめるのか」についてお伝えしました!
営業をしていてHSPさんが楽しいと感じるポイントは次の通りです。
- 「聞く力」で顧客の悩みを解決できる
- スケジュールを自分で組める
- 1人の時間が多い
- HSS型HSPさんは刺激があって楽しいとの声も
HSPの気質を活かして働くことが仕事を楽しむこと・ストレスを溜めないことにつながるんですね。
ただし、つらいと感じるポイントもありました。
- ノルマに追われる
- 人とのコミュニケーションが多い
- 相手の気持ちを汲み取ってしまう
- クレームを言われることもある
どんな仕事でも苦手な部分はあると思いますが、感受性が豊かなHSPさんだからこそ、楽しめる部分・つらいと感じる部分をしっかり把握して、慎重にキャリアを選択していきたいですよね。
当サイトでは、他にもHSPさんの働き方について情報発信しています!
他の記事もチェックして、自分らしい生き方を考えてみてね。