元塾講師が回答!HSPに塾講師は向いている?個別指導と集団指導はどちらがおすすめ?

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「HSPに塾講師が向いてるってほんと?」
「塾講師はHSPでもなれる?」


そんな疑問を持つHSPさんもいると思います。HSPさんはさまざまな刺激を敏感に受け取ってしまうので、仕事を選ぶときにいろいろと不安になりますよね。

この記事でわかること

  • HSPさんは塾講師に向いているのか
  • 塾講師の仕事内容
  • 個別塾講師のメリット・デメリット



すずめ

HSP歴30年以上、4年間塾講師として勤務しました!

ぴーちゃん

なんか荷が重そうだけど大丈夫かな…



HSPの気質を活かせる仕事を探している、塾講師を検討しているという方はぜひ最後まで読んでみてください!

HSPとは

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)は、エレイン・アーロン博士が提唱した概念で、「繊細さん」とも言われ、感受性が高い人を指します。
HSPは、環境の影響を強く受け、情報の深い処理・刺激への過敏な反応・変化への敏感さ・強い情緒反応と共感性(“DOES”)を持っています。
参考:「適応感との関連に基づく HSP特性の検討 西谷 健次・小野 秀樹」

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>> HSPさん必見!7つの適職診断で発見する、隠れた強み


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HSPは塾講師に向いている?


HSPさんにおすすめの仕事に「塾講師」が入っているのをよく見かけますよね。
本当に塾講師はHSPさんにおすすめできるのでしょうか。


自身の経験から言うと…



HSPさんには「個別指導塾講師」がおすすめです!



その理由を次の見出しで詳しく説明しています。


HSPの塾講師なら個別指導がおすすめ

わたしは4年間塾講師として勤務していましたが、個別授業と集団授業どちらも担当しました。

塾 個別指導と集団指導の違い




HSPの気質が活かせる(=向いている)と感じたのは「個別授業」です。
実際に働いていて活かせたと感じるHSP気質は次のような内容でした。

仕事に活かせたHSP気質

・生徒のちょっとした変化にも気づける
・穏やかな先生として評価してもらえる
・相手の望む対応を感じ取れる
・生徒がつまずきそうなところが分かる
・生徒と揉めるなどトラブルを起こさない

また、HSPだからこそ「ほっとできる」ポイントも。

安心できるポイント

・一人の生徒に集中できる
・集団授業のように全体を気にして消耗しない
・一対一のコミュニケーションなのでラク
・大きな声でハキハキとしゃべる必要がない



気質を活かせる&安心して授業ができるという点から、個別指導塾講師はHSPさんにおすすめであると言えます!



個別指導塾講師の仕事内容

HSPさんには個別指導塾講師がおすすめということをお伝えしました。

ぴーちゃん

でも…個別塾講師ってどんな仕事をするの?
仕事内容がイメージできなきゃ検討できないよ…

塾によって多少変化すると思いますが、わたしが勤めていた塾での実務内容を紹介します。

個別塾講師の実務内容

  • 1人あたり週1~2コマの授業
  • 塾指定の問題集を進める
  • 定期テストの予復習をする
  • 宿題の丸つけや採点をする
  • 受験、模試、英検や漢検の対策をする
  • 書類やプリント作成
  • 授業記録の作成
  • 保護者とのコミュニケーション(主に送迎時)

などです。
講師自身が面談をするかは、塾にもよるようですね。
私の勤めていた塾では、進学面談は塾長がしていました。

授業前には、授業の流れや重要なポイントを予習し、授業後には生徒からの質問に答えます。テストの作成と採点も行います。また、保護者とのコミュニケーションも塾講師の重要な仕事です。

定期的に保護者との面談を行い、生徒の様子や学習の進捗について報告します。受験を控えた生徒の保護者とは、生徒の志望している学校と生徒の実力とを照らし合わせ、受験校を絞り込みます。

その他、講師どうしで定期的にミーティングを開き、塾の運営に関して話し合うことや、入塾を検討している保護者に対して塾の説明会を開くことも塾講師の仕事です。

未来の職業研究(東進)より引用




小学1年生~高校1年生までを経験しましたが、生徒さんの年齢によっても授業内容は結構変わります。

自分の適性や学力によって希望する年齢を選ぶとミスマッチも起きにくくなるはずです!


集団指導塾講師の仕事内容

続いて、集団塾講師の実務内容も紹介します!

集団指導塾講師の実務内容

  • 生徒たちの前で講義(授業)をする
  • テキストをもとにホワイトボードやプリントを使って解説する
  • 生徒に質問を投げかける
  • 教室内を回って進み具合を確認する
  • 複数生徒がいるなかでもある程度足並みが揃えられるよう調整する
  • 個別で質問に回答するときも
  • 書類やプリント作成
  • 授業記録の作成

など。

一人一人に合わせた対応が必要になる個別指導とは違い、ある程度のリーダーシップが必要となります。
大人数の前で話すので、人前で話すことに抵抗がある人にはおすすめできません

個別指導塾のメリット・デメリット



仕事内容がイメージできたら、メリットとデメリットを確認してみましょう。

ここでは、HSPさんに向けて個別指導塾講師のメリットとデメリットについてお伝えします。

メリット1 生徒と信頼関係を築きやすい

HSPさんは人間関係が億劫になってしまう方も多いと思います。

その点で、個別指導では一対一のやり取りなので緊張が解けるのも早く、信頼関係が築きやすいです。

また、一人の生徒さんを長期間担当しているとやりがいも感じられて成績アップが心から嬉しくなります。
講師にとっても生徒にとっても思い出深い経験になるお仕事といえるでしょう。

すずめ

担当の生徒さんから合格の知らせを受けた瞬間、感謝の手紙をもらった瞬間は今でも覚えているくらい嬉しかったです!



メリット2 自分のペースを大事にできる

個別指導は自分らしく授業を進めやすいと思います。
打ち解けやすいというのも理由の一つですが、授業の進め方や伝え方をカスタマイズしやすいんです。

「こうしたらもっと伝わるかも」
「この順番の方が分かりやすいかも」
と自分のペースで挑戦していけるので、焦ることが苦手なHSPさんでも落ち着いて取り組めます。




また、年上に委縮してしまうという人も、生徒とは安心してコミュニケーションが取れるはず。
安心して仕事できるということは、より自分らしくいられるということに繋がります。


デメリット1 プレッシャーがかかる

講師一人で生徒一人を見ているので、少なからず成績アップに対するプレッシャーを感じます。

成績が上がることを目標にしていたり、学校の授業内容のフォローをしてほしいなど、生徒によって塾に通う目的はさまざま。塾自体の方針や集まる生徒の雰囲気を事前に確認してから応募するとよいでしょう。


また、少なからず保護者の方と話す機会があるので、それがプレッシャーに感じるHSPさんもいると思います。


デメリット2 勉強は続ける必要あり

勉強を教えることがメインの仕事となりますので、塾側が求めるラインの学力をクリアしている必要があります。
入社試験やアルバイトの応募時には学力試験があると思って間違いないでしょう。

そのため、
・そもそも勉強することが嫌い
・向上心が持てない
という方には塾講師自体が向かないと言えます。


また、生徒の質問には基本的にその場で答えます。
講師も予習必須&学力のキープも必要です。

ぴーちゃん

受験対策など、責任を感じる仕事もあるもんね。

すずめ

講師を始めたばかりの頃は学力と経験に合わせて、塾長やリーダーが生徒を付けてくれるはずだよ。



まとめ:
HSPに個別塾講師は適職の可能性大!


今回は、「HSPに塾講師は向いているの?」というテーマで、「HSPさんには個別指導塾講師がおすすめ」というお話でした。


個別指導塾では、次のようなHSP気質が活かせます。

活かせたHSP気質

・生徒のちょっとした変化にも気づける
・穏やかな先生として評価してもらえる
・相手の望む対応を感じ取れる
・生徒がつまずきそうなところが
・生徒と揉めるなどトラブルを起こさない


しかし、
・生徒の成績アップに対してプレッシャーがかかる
・講師も継続的に勉強し続ける必要がある

などのデメリットもあるので、自分をしっかりと振り返り、「本当に自分らしく働けそうか」を考えて決断するのがおすすめです。

すずめ

HSPさんも1人1人個性があるから、向いている仕事もそれぞれ違いますよね!


ぴーちゃん

向いている仕事を探すのと同じくらい、自分のことを知るのも大切なんだね。







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