「責任の重い仕事を任されやすいのはHSPだから?」
「HSPだけど責任の重い仕事を任されているのがつらい…」
そんな悩みを抱えているHSPさんも多いですよね。
今回は、責任の重い仕事にどう対応していけばよいかについてまとめています!
この記事の内容
- HSPが責任の重い仕事に悩んときの対処法
- 仕事がつらくて限界!そんなとき考えたいこと
- そもそもHSPは責任の重い仕事を任されやすい?
この記事は、HSPさんが自分なりに次の行動を見つけられることを目指して書いています。
あらためて働き方を考えるきっかけになれば幸いです。
HSPとは
もう「適職診断」は試してみましたか?
15分あれば自分に合った仕事をサクッと確認できます。膨大なデータから導き出された「自分だけの適職」を確認したい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
>> HSPさん必見!7つの適職診断で発見する、隠れた強み
HSPが責任の重い仕事に悩んだときの対処法
さまざまな刺激に敏感に反応してしまい、生きづらさを抱えやすいHSPさん。
責任感の重い仕事を抱えていて、仕事がつらい・しんどいと感じている方には次の3つをおすすめします!
助けを求める方法を身につける
HSPさんは周囲の雰囲気に敏感です。
職場の雰囲気や、同僚・上司の機嫌も敏感に感じ取ってしまうという方も多いでしょう。
空気を読んでしまい、なかなか仕事を断れなかったり、まじめに取り組んで限界が来てしまったり…。
そんなHSPさんにとって、「人に頼れる」ということはとても大切です。
私自身も、上手く頼れず限界がきてしまいました。
頼るのが苦手、というHSPさんに、試してほしいのは次の3つです。
- 一番伝えやすい人を思い浮かべる
- 相手の機嫌は相手のものと知っておく
- 口頭が難しい特は紙に書いて伝える
まず、「今の状況を改善してくれそうな相手」の中で、一番ヘルプを出しやすい人を探します。
(職場の人だけでなく身内や友人でもOK。少しずつ頼れる人を増やすイメージで。)
さらに、相手の機嫌は、相手の考え方やその日のできごとなど、あなたに左右できないもので決まっていることを心のすみに置いてみてください。
1と2を組み合わせつつ、少しずつ「助けて欲しい」というメッセージを発信していきます。
どうしても口頭で言えない場合には、メールや紙に書いて伝えてもOKです。
私の場合は、主人(当時の彼氏)と、仲のよかったパートの方に「今の状況がつらい」ということを話してみました。
話し合う時に、どうしても相手の表情を伺っていたので、2の考え方でずいぶんラクになりましたよ。
どうしても言い出せなかったり、一人で抱え込んでしまう場合には、こころの耳(厚生労働省)などのサービスも活用していきましょう!
環境や習慣を変える
仕事をするとき、同じ内容でも自分の気分次第でモチベーションは変わります。
調子のいいときはできる、調子が悪いときは同じ内容でも全然できないといった具合です。
その「調子」の部分を上げてくれるのが生活環境や習慣になります。
- (可能であれば)住む場所を変える
- 睡眠の質を高めてみる
- 新しい趣味を取り入れてみる
- 人間関係を一新する
など、自分の周りを変えてみることを意識してみてください。
調子がよいときは、ストレスの感じ方が小さくなった!上手く立ち回れた!なんてこともありますよね。
HSPさんは環境の変化が苦手な方も多いかと思いますが、できるところから変えていくことで、数か月後には見える景色がガラッと変わる可能性もあります!
退職する
仕事を変えるというのは、一つの手段であることは間違いないですが、そんなに簡単なことではないですよね。
「上司になんて言ったらいいんだろう」
「周りに迷惑をかけるから言えない」
という気持ちが大きくて踏み切れない方も多いですよね。
しかし、仕事を変えれば、今の状況は確実に変わります。
- 人間関係をリセットできる
- 仕事内容が変わる
- 自分に合った仕事をあらためて探せる
などのメリットも。
以下の記事では、どうやって向いている仕事を探せばいいのか・HSPの適職はどんな職業なのかについてまとめているので、ぜひ読んでみてください。
次の見出しでは「仕事を辞めたい」と感じたら確認して欲しい3つのことについてお話します。
HSPで責任の重い仕事が限界だと感じたら?
仕事がつらい、限界だと感じたら、まずは次の3つを確認してみてください。
限界だと感じたら確認したい4つのこと
3回の転職を経て感じた、「限界だと思ったときに確認しておきたいこと」を4つピックアップしました。
いきなり仕事を辞めてしまうことでさらに自分を追い込んでしまうパターンを避けられるので、ぜひチェックしてみてください。
今の状況に解決策は見いだせそうか
まずは今の状況を振り返ってみてください。
このとき、自分の気持ちが落ち込んでいないときに、冷静に振り返るのがポイントです。
・誰かにサポートを頼めないか?
・自分のストレスを減らす方法はないか?
など、一度フラットな気持ちで考えてみましょう。
今後働き続ける未来が見えるか
また、今の職場で働き続ける自分をイメージできるかも考えてみてください。
- 「イメージできない」
- 「状況が悪くなる未来しか考えられない」
- 「八方ふさがりで、とにかくしんどい」
そのような場合には、無理をし続けず、サッと居場所を変えてしまう方が得策です。
生活費が確保できるか
少しリアルな話になりますが、退職後の金銭問題は生活水準に直接影響してきます。
だいたい何カ月くらいなら貯金や手持ちのお金で生活できるか考えておくとよいでしょう。
その上で、転職活動やアルバイト探しなど、希望する働き方を見据えておきたいところです。
このとき、退職する前に雇用手当(失業給付)についても知っておくと、いざ退職した時に焦らずに済みます。
<雇用手続きの方法はこちら>
プロに相談する
仕事を続けるかどうかに関わらず、プロに相談することも検討してみてください。
- 心療内科のカウンセリング
- メンタルコーチング
- キャリアコーチング
など。無料でプロに相談したい場合には
転職エージェントを活用するのもいいでしょう。
プロに相談することで、自分では見出せなかった道が見えてくることもありますし、定期的に話を聞いてもらう場所がある安心感も得られます。
身の回りに相談できる人がいない場合には、特におすすめです。
私はカウンセリングとコーチングを受けました。
(当時は転職エージェントの存在はなく…)
結果として、どちらも受けて良かったと思っています。
プロなので話やすい雰囲気を作ってくれ、毎回穏やかに話せました!
ただし、カウンセラーとの相性には気を付けよう。
HSPは責任の重い仕事を任されやすい
HSPさんは、周りの空気を読んでなかなか自分の本音を出せない・正義感が強くて振られた仕事は手抜きできない方も多いでしょう。
この場合、責任の重い仕事を任されやすくなってしまいます。
仕事を振る側から「ちょうどいい」と思われてしまうんですよね。
(私のことです…!)
私は、今では仕事量を自分で決められるようになったので、気持ちが楽になりました。
仕事を断れるようになる、個人プレー寄りの仕事を選べるようになると、自分で自分を苦しめずに済みますよね。
責任の重い仕事を任された経験談
私が、2回の転職を経て3つの職業を経験したときに、3つとも責任の重い仕事を振られてしまった経験談をお伝えします。
興味ないよ!って方は飛ばしてくださいね。
3つの職種で任された、責任の重い仕事は次の通りです。
・カフェの店長
・雑貨店の売り場コーディネート
・幼児教育現場の主任
カフェの店長では、1年目で店長となり不安になりながらも、人手不足だったので朝から晩までお店にいました。
このころが一番つらかったです。
迷惑をかけるわけにはいかないし、周りの空気感もつらい。
休日もスタッフからの電話(クレーム連絡や発注数の不足など)におびえ、最終的には体調を崩して不安障害と診断されました。
今思うと、どの職場でも上の立場の人たちは私のことを少なからず評価してくれていたのだと思います。
しかし、責任のある立場になればなるほど、「しっかりしなければ」と自分で自分にプレッシャーをかけていたんです。
結局は「上手く仕事をこなすこと」で精いっぱいで、「上手く頼ること」や「仕事を割り振ること」ができなかったんですよね。
周りの状況をみればみるほどできなかった。
そして、誰かの上に立つ仕事は今でも苦手です。
私個人としては自分の裁量範囲内で精いっぱい働くことが向いているし、楽しいと感じています。
HSPさんが人それぞれ、自分に合った働き方に出会えたらいなぁと陰ながら思っています…!
まとめ:責任の重い仕事にはさまざま方法で対処しよう
今回は、
「HSPさんが責任の重い仕事に悩んだときの対処法」
「HSPさんは責任の重い仕事を任されやすい?」
という内容でお伝えしました!
・助けを求める方法を身につける
・環境や習慣を変える
・退職する
この3つを検討してみてください。
結果的に、HSPさんの中には責任の重い仕事を任されやすい方も多いです。
限界を感じたときには
- 今の状況に解決策は見いだせそうか
- 生活費が確保できるか
- 今後働き続ける未来が見えるか
- プロに相談する
まずはこの4つを考えた上で行動できるといいですね!
自分なりの対処法を見つけることで、より自分らしい働き方に近づくことができます!
HSP=弱みではありません!
自分に合った環境や仕事を通して、お互い無理なく過ごせる毎日を目指していきましょう!