「子育てつらすぎ。HSPだから?」
「自分の時間が持てなくて息が詰まってしまう」
今回はこんなお悩みを解決します!
この記事でわかること
この2つについて、実際にHSPママである私の体験談も交えてお伝えしています!
少しでも育児の参考になれば幸いです。
HSPママが子育てに向いている理由3つ
まず、前提として、「HSP=短所」ではありません!
HSPママは子育てに向いているのです。
HSPママが子育てに向いている主な理由は
- 豊かな感受性で共感できる
- いち早く危険を察知できる
- 子どもの要求を見抜ける
この3つ。
それぞれ詳しくお伝えします!
HSPとは
豊かな感受性で共感できるから
HSPさんは感受性が豊かな人が多いと言われています。
美しいものを見て素直に感動できる心、悲しい出来事に対して涙を流せる気質は、子育てによい影響を与えてくれます。
子どもが嬉しい・楽しい・悲しいという気持ちになる状況になったとき、子どもの心に誰より寄り添ってあげられるのはHSPママではないでしょうか。
たくさん共感してくれるママは子どもも嬉しいですし、相手の気持ちを考えて行動できるのは素晴らしい長所と言えます。
子どもの気持ちを自分のことのように感じ、同じように喜んだり悲しんだりしてくれるママは、子どもにとってかけがえのない存在になるはずです。
HSPの人って子育てに向いてると思う。
— きままなひと (@oUqQmVKqm8c7cDQ) September 1, 2020
職場の人の気持ちを読む⇨赤ちゃんの気持ちを読む
に変わっただけな気がする。
自分の子供の気持ちを読む方がいいな(^^)#HSPあるある ?
いち早く危険を察知できるから
周囲の観察力や、空気感の読み取りに長けているHSPさんは、子どもの危険をいち早く察知できます。
「なんだか子どもがいつもと違う」ことに素早く気付いた経験がある方は多いのではないでしょうか。
赤ちゃんの寝息を確認した経験がある方も多いはず。
いつも周囲に気を配っているからこそ、いつもの子どもの状態を把握して、非常事態に素早く気付けるのです。
そして、HSP気質は「子供の危機察知、心身のケア」とかは向いてるけど、子育て自体はHSP気質にはハード。
— なつ🍑🐣 (@honeysunrise723) March 8, 2021
断続的な睡眠、大きな泣き声、一人時間がもてない…
ただ、子の成長における「人間ってすごい!」という驚きや、日本の行事の美しさ、子から親への信頼とか、良い面も多々。バランスがむずい。
ただ、相手の様子や状態を把握することが得意な一方で、気に掛けること自体がストレスになることも。
子どもの要求を見抜けるから
HSPさんには、相手の表情や声の微妙な変化から相手の気持ちを感じ取るという気質もあります。
子どもの表情や状況を細かく観察・考慮して子どもの要求にこたえるので、的外れになることが少なくなるんですね。
子どもからすると、自分の要求にしっかりと答えてくれる相手は信頼できる存在です。
子育てにおいて信頼関係はとても大切なので、信頼関係を築きやすいHSPさんは「子育てに向いている」と言えますね。
HSPが子育てに向いていないと感じる瞬間3つ
HSPは実は子育てに向いていると言われても、
「あれ?私もしかして子育て向いてない?」と感じる瞬間って多々ありますよね。
たとえば
- 自分の疲れやすさに無力感を感じたとき
- 相手の気持ちに左右されてしまうとき
- 環境の変化についていけないとき
などです。
それぞれ深堀していきます!
私も一通り感じてきました…
自分の疲れやすさに無力さを感じたとき
HSPさんは音や光、匂いなどの刺激に敏感だと言われています。
赤ちゃんの泣き声や子どもの騒ぎ声などに敏感になり、静かな場所へ行きたくなることも。
刺激へ敏感に反応するからこそ、心身共に疲れやすくなります。
会話ひとつとっても
・その場の空気
・相手の反応
・相手の気持ち
・自分の発言が間違っていないか
など、多くのことへ気持ちをめぐらせています。
受け取る刺激が多い子育ての場面でHSPママが疲れやすいのは普通のことですが、「ただ子どもと過ごしてるだけでこんなに疲れるなんて…」と自分を責めてしまい、子育てに向いていないと感じます。
相手の気持ちに左右されてしまうとき
相手の感情に敏感で共感性が高いHSPさんは、もらい泣きをしやすいなど、相手の感情につられてしまう部分があります。
また、相手の感情から影響を受けやすく、自分の気持ちが分からなくなって混乱することも。
まだ感情のコントロールができない子どものそばにいることで、疲れたりイライラしたりと気持ちの起伏が大きくなってしまうこともあると思います。
その結果「子どもに対してこんなにイライラするなんて、子育てに向いてないのかも」という気持ちに繋がってしまうのです。
「私イライラしすぎ」と感じることがよくありました。
子どもの感情に振り回されて疲れてしまうことも…。
環境の変化についていけないとき
HSPママは環境の変化が苦手な方も多いです。
子どもは、幼い子ほどめまぐるしく成長していきます。
そして私たち親の子どもへの対応、遊ぶ場所や関わる人もどんどん変わっていきますよね。
HSPママは環境の変化についていくために膨大なエネルギーを使うので、心身ともに疲れてしまい、「なんで普通の毎日なのにこんなに疲れるのかな」と悩んでしまいます。
実体験:1日を過ごすだけで消耗していた育児
子どもが2歳になる少し前のころ、私は一日を無事に終えるのがやっとでした。
自己主張や性格もはっきりしてきた我が子。まだ言葉も伝わらない中でイヤイヤ期に片足を突っ込んでいた時期です。
今思えば、私が子供と一日を過ごすだけで消耗していた理由は大きく分けて3つ。
- ひとりの時間がほぼ取れなかった
- ずっと気を張っていた
- 子どもとの距離が近すぎた
そして2歳になりたてのまだまだ危なっかしいころ、私は常に気を張っていました。
子どもを守らなければ、私が相手をしなければ。
そんな状態でいたため、自然と子どもと私の距離も心身ともに近くなっていき……。
大きな責任感となってのしかかってきていたんです。
もっと大きく構えて見守っても良かったなと、今となっては思っています。
HSPが自分らしく子育てを楽しむには?
HSPが子育てに向いていることは分かったけど、
とにかく今の不安やつらさを楽にしたい!
そう思う方もいますよね。
HSPの私が実際に試して効果があったポイントを3つ紹介します。
- 自分の子育てを受け入れてみる
- 頼れる人や場所を見つける
- 家電や便利サービスを取り入れる
この3つは本当に取り入れて良かったといつも思うので、ぜひ参考にしてみてください。
自分の子育てを受け入れてみる
自分らしさには正解も不正解もありません。
たとえばHSPさんに多いと言われている「疲れやすい」という特性も、育児において不正解ではありません。
1人1人キャパシティも違いますし、生活スタイルも、苦手なことも違います。
悩みながら正解を探している時点で精一杯子育てしているんです。
「自分が無理せず、今できることができたら100点満点!」
保育士てぃ先生
これは保育士てぃ先生の言葉ですが、自分の子育てを「これでいいんだ」と思えることが、自分らしい子育てに繋がっていくと思います。
ちなみに、乳幼児期の子育てに悩むパパ・ママにはてぃ先生の本がおすすめ!
私もこの本に何度も助けられました。
子どもの困った行動に効果的な対処法が、実践的にたくさん書かれています。
すぐに試せる方法ばかりなので、今すぐ解決しい悩みがある方におすすめです。
頼れる人や場所を見つける
子育てにおいて、頼れる大人の数は安心や余裕に直結します!(断言)
しかし、最近では頼れる身内が近くにいない場合も多いですよね。
私も同様で、行政サービスや地域のコミュニティをできるだけ利用していました。
専門の職員さんに相談すると不安が減り気持ちの余裕に繋がりますし、実際に子どもを預けて自分の時間を確保できます。
たとえば、次のようなサービスを活用してみてください。
・行政サービス
→「子ども・子育て新支援制度」(内閣府)
・子育て支援センター
・ファミリーサポート
・地域のイベント(図書館などでも)
・#8000「こども医療でんわ相談」(厚生労働省)
など
安心感にも繋がるので頼れるものは頼ってみるのがおすすめ!
もちろん祖父母や友人に頼るのもOK!
コンタクトを取るのも気疲れしてしまう場合は、「こんな場所もあるんだ」と把握しておくだけでもいいでしょう。
家電や家事代行サービスを取り入れる
力技ではありますが、ダイレクトに自分の負担を減らせる方法が、家電や家事代行・宅配弁当などのサービスです。
忙しい日々の中で育児・家事・仕事などマルチタスクをこなして消耗してしまったら、自分らしくなんていられないですよね。
実際に私が取り入れたものは
・乾燥機付き洗濯機
・冷凍お弁当サービス
この2つです。
実質的な負担が減ることで、時間の余裕も気持ちの余裕も生まれました。
金銭面で定期的にというわけにはいかないのですが、
本当にしんどい時に利用する冷凍のお弁当はまさに救世主です…
最近は3万円未満の小型乾燥機もあるよね!
タイムスケジュールに追われず子どもに付き合うことができる、家事が減った分自分の時間が取れるなどメリットはたくさんあります!
大切なのはママが楽しめること
子育てにおいて、大切なのは「ママが笑顔でいられるか」だと思っています。
昨日より1つママの笑顔が増えれば、子どもに掛ける言葉がきっと、ひとつ変わります。
笑顔が増えれば、自然と自分らしくいられる時間も増えるのではないでしょうか。
「笑顔でいる」ことは、ママへのプレッシャーではなく、自然と笑顔になれる方法を少しずつつかんでいけば大丈夫!ということ。そして、できるだけ無理なく、誰かの力を借りられるようになることも必要だと思います。
まとめ:子育てに向いていないと感じたら
今回は「HSPさんは子育てに向いている」というテーマでお伝えしました。
- 豊かな感受性で共感できる
- いち早く危険を察知できる
- 子どもの要求を見抜ける
しかし、日々大変な子育ての中で、どうしても自分が子育てに向いていないと感じたら次のことを試してみて欲しいです。
- 自分の子育てを受け入れてみる
- 頼れる人や場所を見つける
- 家電や便利サービスを取り入れる
子どもと過ごす毎日が、今より少しでもラクに楽しくなるように、
HSPという特性と上手く付き合っていけるといいですよね。
お互い少しずつ、今より自分らしくいられるようになりましょう!
このブログでは、ほかにもHSPさんが自分らしく過ごせるヒントを発信しています!
少しでもお役に立てたら幸いです♪
\ この記事を書いた人 /
【Webライターすずめ】
・情報リサーチに強い4年目ライター
・疲れやすいHSPの気質と30年以上お付き合い
(HSPさんへのアンケート100人突破!)
・塾講師&幼児教育講師歴7年
・大学時代は心理学科を専攻
・一児の母
< 無理しない働き方や上手な休み方について発信中 >